こんちは、toriです。


私はアラサーに突入してそこそこ経ちましたが、お給料は好きなことに使い貯蓄ゼロ
そもそも一人暮らしで貯金に回せるお金もほとんどなく、自分にとって貯蓄や投資といった行動は程遠いものだと思っていました。
しかし、お金に詳しい人と話す機会があり、やっと『貯蓄・投資は誰しもが簡単に取り組める』『ほんの少しでも早めの貯蓄やお金に対する知識をつけたほうがいい』ことに気付きました。


私のように今までお金に興味を持てなかった方、貯蓄ゼロの方に向けて、本記事では今どこでも耳にする、つみたてNISAについて紹介します。
最後のほうには、おすすめの証券会社やポイントについても触れているので、参考になればうれしいです。

NISAとはいったいなにか?

NISAとは2014年から始まった「少額投資非課税制度」のことです。
一般的な投資はギャンブル、ハイリスク、お金持ちがするものだというイメージを持つ方も少なくないと思います。
しかしNISAは少ない額から、しかも税金がかからず投資ができる制度なんです。
もちろん一般的な株式投資でも小さな額で投資することはできますが…なんと、得た利益に対して20%の税金がかかってしまうんです…!

たまご

え、つまりせっかく3万円ゲットしても6千円も引かれちゃうってこと!?

tori

そういうことです!シンプルに最悪ですよね。
だからこそ、税金のかからないNISA制度は利益のほとんどが手元に残るからありがたいんです。

もちろんNISAといっても銀行の引き落としと同じで手数料はかかりますが、証券会社や銀行によっては手数料がかからないところもあります。
また、ハイリスクというイメージを持ちがちな株式投資と違い、NISAは国が選んでくれた超優秀な銘柄ばかりです。

たまご

いやいやいや、待ってよ。増税だの将来年金がもらえない~だの、そもそも国に対してのイメージが良くないんだよね…信頼できないよ。

tori

たしかにそれは鋭い質問…私もむしろ国が勧めてるだけあって、やっぱり裏があるんじゃないの?って思ってました。
……はい、たしかに裏あります!けれどそれは今の私たちにとって大事な話になるからよく聞いてくださいね。

なぜ国がNISA制度を設立したのか


今の日本は少子高齢化によって働く人が減るのに対して高齢者の数が増えています。
そして、ひとりひとりの寿命が長くなっていて、今後国が今までと同じような金額の年金を国民全員に支払えるのか不安になったからなのです。


年金がもらえないというわけではありませんが、働く人が少なくなれば年金として入るお金も減る。
しかし、元気な高齢者は増える一方なので、今まで国が支払ってきた年金の総額よりも年々上回っていくことが想像がつきます。

tori

つまり、国自体が将来のお金について不安に思ってるわけです。そこは今の私たちと一緒で、貯めたいのに全然貯まらない状態なんです。

たまご

なるほど…今までと同じように年金が払えるか分からないから、とりあえずみんな貯めといてや!将来の日本を助けて!ってこと?(いや、他力本願だな…)

tori

そういうことです。とはいっても切実に自分が納付した年金は返してほしいんですけどね。(勝手に年金制度作っておいて他力本願かもしれないけど、この時代に年金に頼ろうとしている私たちも他力本願なのかもしれないですね…)

国が勧めているNISAといえど、結局のところ”投資”です。
税金もかからず手数料も抑えられますが、多少のリスクはあります。
株は変動するので、元本割れといって投資したお金よりも少ない金額になる可能性もあります。
しかし、つみたてNISAならリスクをさらに下げる事ができるのです。

一般NISAとつみたてNISA

さて、NISAを勉強していくうちに2種類のNISAがあることに気付きます。
これはさらっと説明します。あくまでも私のようにズボラで、元々貯蓄が少なく貯金に回せるお金に限りのある方を対象にしているので、一般NISAはつみたてNISAをしてから余裕があったら行ないましょう。

一般NISAつみたてNISA
対象者18歳以上18歳以上
年間投資上限120万円40万円
非課税期間5年20年

一般NISAがおすすめのケース

  • まとまったお金で株式投資を中心にやりたい
  • 株式投資もしたいけど、それなりの金額で積み立てもしたい
  • 自分のタイミングで売買をしたい

つみたてNISAがおすすめのケース

  • リスクを負いたくない
  • 少しのお金で投資をしたい
  • いちいち自分で売買をしたくない

つみたてNISAは最低100円からでも行うことができ、今まで貯蓄に回せるお金が少なかった人でも始めやすいです。
もちろん1年の途中からつみたてNISAを始めても年間上限の40万円を投資することができます。

たまご

たった100円から始めることができるのはありがたいですね!今まで頑張って貯金に回してたのも月に1~2万円程度だったし、僕はこっちで十分かも。

tori

特に一人暮らしとかだと手元に残るお金が少なくなるから、小さい額でコツコツできるのは嬉しいですよね。

なぜつみたてNISAはリスクが低いのか

  • 投資先の分散:つみたてNISAはひとつの商品の中にたくさんの株が組み合わされているため、その中のひとつの株価が下がっても他でカバーできる
  • ルコスト平均法による時間分散:一定の金額を長期に積み立てることで値動きが変動しても平均的な購入価格になる

つまり、つみたてNISAは一定の金額を長期で投資することでリスクを抑えることができます!
「思った通りの利益が出なかった」と早々に辞めてしまう人がいますが、値動きに一喜一憂するのではなく、ほったらかしのズボラ方式が将来の貯蓄を増やせる一番の方法です。

実際どれくらいの利益が出るのか?

では実際のところ、つみたてNISAでどれくらいの利益が出るのか気になるところですよね。
つみたてNISAを20年間運用した場合の平均利回りを計算すると、1.125%~7.27%の範囲に収まります。
あくまで過去の実績を基にした平均利回りなので、今後も必ずプラスが続くとは限りませんが
月に2万円、利回り3%で20年間積み立てた場合、金融庁の運用資産シミュレーションでシュミレーションしてみると、

  • 元本:480万円
  • 運用利益:176.6万円
  • 合計:656.6万円

といった結果が出ます!
ちなみに、つみたてNISAで一番人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の平均利回りはなんと驚異の8.98%です。※利回りは一定ではないので参考までに
月の積立額や自分で選んだつみたてNISA商品の利回りによって違いが出ますが、銀行に預けていても増えないお金がほったらかしで増えるなら願ったり叶ったりですよね。

初心者におすすめのネット証券会社【三大巨頭!!】

①SBI証券

  • 取り扱い商品が多い
  • 取引手数料無料
  • 100円から積み立て可能
  • 毎月・毎週・毎日の3つの積み立て方式
  • 三井住友カードでクレカ積み立てが可能
  • Tポイント、Pontaポイント、dポイント、クレカ積み立てでVポイントが貯まる
  • 「かんたん積み立てアプリ」で積み立てや状況確認が簡単にできる

②楽天証券

  • 取り扱い商品が多い
  • 取引手数料無料
  • 100円から積み立て可能
  • 毎月・毎日の2つの積み立て方式
  • 楽天カードでクレカ積み立てが可能
  • 楽天ポイントが貯まる

③auカブコム証券

  • 取り扱い商品が多い
  • 取引手数料無料
  • 100円から積み立て可能
  • 毎月の1つの積み立て方式
  • auPAYカードで積み立てが可能
  • Pontaポイントが貯まる

ネット証券だとズボラな人でもネット上で口座開設ができ、かつ自分の普段使っているポイントに合わせて選べるので、とても簡単でお得です!

たまご

おすすめと言えど、いろいろあって迷うなぁ。

tori

3つのおすすめを紹介しましたが、正直どれも素晴らしいので自分が一番使うクレジットカードやポイントで選ぶのがいいですよ!

まとめ

つみたてNISAは今からでも、少額でも、始めてデメリットはほとんどないと思います。
私も教えてもらうまでは『わざわざ設定するのがめんどくさい、たった数千円じゃ大した利益にならないでしょ』と考えていましたが、少しの利益が出るだけでも銀行に預けるよりはお得ということを学びました。

むしろ、貯蓄をしたいけどめんどくさいと思ってる人ほど、利益が出やすいんですよね。
長期間・コツコツと・なるべく早めに始めることが運用利益を増やすコツですので、「1万円も積み立てられないや…」という方でも、最初は5,000円から開始して余裕が出てきたら積み立て金額を変えるなど、まずは一歩目を踏み出すことが大事です。